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ダーマの魔法♪ 初心者の私でも10日間で ヘッドスタンディング
 


私は、ヘッドスタンディングを見たこともなく、ASANAの名前をシルシアサナというのだと知る由もないくらいの2ヶ月のヨガ歴で、無謀にもダーマミットラートレーニングに参加しました。

初日に、初めて見たヘッドスタンディング。周囲の先輩方が、両手を組み床につけて、頭をつけ、静かにスルスルと足を天井に伸ばし始めて、ゆっくりとそのまま静止をされたのを見た時は呆然としました。これは、とんでもない所に来てしまった。そう思ったほど、私は、シルシアサナを見たこともない超素人だったのです。たった2ヶ月前にヨガを知ったばかりの私にはその姿は、驚異的に見えて、呆然と見とれてしまいましたが、この時これからの10日間が、自分にとって大切な時間になるだろうと確信しました。

 今、あの10日間を思い出すために最後の夜のマッハサドナの映像を眺めています。自然と涙が止まらなくなって、あんなに私の大切だった時間だったのにという思いが溢れてきました。2007年の夏の思い出です。約4ヶ月も経ってしまったなんて。

新年も明けて5日間が過ぎました。新春の夜、お正月気分が終わろうとする時に、私は、また、この感想文を書かなければと、いえ、実はダーマトレーニングの宿題課題の一つなのです。選択ですから、課題は他のものでも良いのですが、何かやらなければと思いつつ日が過ぎていました。大学の卒業課題と重なり、言い訳もあってか、後まわしになっていたのです。

ところが、年末になっても、宿題の終わらない私にカルマヨギー二のナミさんから、メールが入りました。連絡の取れない私に同室だった友達からも心配のメールがはいり、最後には、わざわざオーガナイザーのハレィシェン先生からも電話に伝言が入っていました

1月5日の夜中にハレィシェン先生に電話をかけると、先生はどれくらいダーマシークエンスを教えているのか。宿題の選択課題はどれにしたのか。アシスタントの勉強はしたいか」等動きの遅い私のお尻をたたいてくださいました。最後に、『分かりました、一時間後に電話しますから、できるところまで、書き出して下さい。何があったのか、思い出して。山の音、同じ部屋の仲間、先生、食事、アサナ、文章は後です。思い出すことです。』私の課題選択は、感想文になったようだと理解している間に電話は、あっさりと切られました。その時点で夜中の13時15分。しっかりとこなさなくてはならない自分の宿題だし、慌てて、携帯の映像と思い出の写真を見だしました。

そうすると、10日間の大切さが、蘇ってきて勝手に涙が出てきたのです。『私はあんなに素晴らしい体験をしたのに、最近の忙しさに負けてあの時得られた発見を忘れた生活を送っていた…。こんなに思い出がいっぱい溢れるのに。10日間ずっと感動で泣きっぱなしだったのにどこから、書いて良いか分からないくらい大切なことばり。』

一時間後に本当に電話がかかってきました。まだ、文章には本当になっていなくても、電話の向こうから、何でも良いから、と淡々と私の気持ちを引き出されます。ますます、思い出されて、むせながら涙がいっぱいになりながら、思い出を断片的にでも、良いから話しなさいと言われると、本当に感想文が書けなかったのが、嘘のようにたくさんの思い出が出てきました。

朝の瞑想が初めての経験で、目を細めていたら、アンドレに見つかったこと。最初の朝、部屋に入るとキョウコ先生とアンドレが座っていて、二人がとても神々しく思えた事。

早起きなんて苦手だったのに、10日間、簡単に自分ができたこと。瞑想を見よう見真似でしていると、木々の色が太陽の木漏れ日が瞼の向こうに感じて、目を閉じていても、自然が美しかったこと。瞑想は最後までできなかったけど、それでも、かけがえのない朝を静かに過ごし、先輩たちとの時間に私は、何かかけがえの無いものを吸収しているのを感じたこと。

自然を感じる自分の力の発見を知っただけで、私には、とても感激だったこと。それらがすべて、ダーマ先生を愛する周りの人々の力と仲間と何か自然と一体でできていた空間だったことが、何となく私にも理解できたこと。

一日3回野菜を食べるなんて、私には、できないことだったのに、毎日の食事が本当においしくて、食べ物へ感謝し私たちの食を支えてくれる動物達へ胸を痛めたこと。団体行動なんて苦手なのに、皆と一緒に空間を共にして、心が一つだと実感できたこと。

私は本当は、ハワイにヨガ留学をするつもりでいました。けれど急にハワイに行くことができなくなり、残念に思いながらも、途方に暮れての急な予定変更の参加でした。慌てて、知り合っていた先生に今回のこのTTの話を伺って不安はありましたが、すぐに参加を決めました。今思えば、ハワイに行けなくなったのも、このTTに巡り会うためだったのかとも思います。

筑波について、一人で不安だった私の眼にヨガマットを持った女性の姿。彼女達はその後、同室になる方々で、一緒に迎えの車を待って、車の中から自己紹介をして本当に皆さんが、九州、岐阜、東京、と全国各地からやってきていて、年齢もバラバラで、私が最年少であったことに驚きました。ヨガは、結婚して、子育てが終ってから参加されていたりして、私のような大学生も一緒にできる勉強だなんて、本当に素晴らしいと思います。

あんなに大切だった10日間、日々の生活に追われて、すぐに忘却していってしまって、今この感想文を書きながら、本当に自分がもったいないことをしているように思えます。

ダーマ先生の力で、心をしなやかにすると身体がしなやかになると話すアンドレ先生。先生方のシークエンスを受けるうち私は身体も心もしなやかになってゆくのを感じました。そしてたった10日間で頭立ちができたことを私は一生忘れません。

 何で、この感想文が書けないと思っていたのでしょう。文章にならないくらい、思い出がいっぱいで、話しているだけで、ハレィシェン先生の電話を切った時には、3時30分をまわっていました。その後は、あっという間に文章ができていきました。

今思えばダーマ先生の頭立ちにはきっと魔法があるのでしょう。何か魔法にかかったように、異なる角度から、ヨガには様々なヨガの勉強があることが分かったのです。先輩方は、自分のヨガを見つけるのに時間がかかったと話されまていましたが、私は、導かれるように最初からダーマ先生に会えて幸運でした。

そして、ヨガというもののあり方を知って、今、自分がヨガでしたいことは、教えることだけではなくて、他にもあることが分かりました。次回は、いつか、トレーニングの間中に、私たちをお世話してくれて、その仕事をしながら、瞑想に参加されていた。アシスタントの要さんのお仕事が素敵に思えて、いつかしてみたいです。ヨガを勉強する人々の支えになること、その空間を作ってくれていた、後ろ盾の人がいたことも、この感想文に取り組んで思い出してしみじみ思うのです。

以前、私は人と心から話すのが苦手だったように思います。しかし、今回トレーニングに参加して、人と一緒に過ごす大切さを認識し、人のお世話をすることにも興味を持つようになりました。何か、頭立ちの力強さだけでない、今迄とは角度の異なったものの見方をダーマ・ミットラー先生から、先生を愛する周りの方々から教わったのかもしれません。

2008年度 第2回TT卒業生のご紹介
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