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ハートをオープンにするヨガ 

 
 ヨガを深めたい。2007年の夏の初め、その言葉が心に浮かんできました。 私にとっての何かの分岐点に来ていた時だったのでしょう。

 社会に出た当初は、病院内でソーシャルワーカーをしていました。しかしながら、自分を見失うような気がして、働きながら自然とヒーリングの勉強を始め、そして、その仕事もいつしか離れて、その頃は、普通のOLのような会社勤めをして、その派遣の契約も丁度終了して次の仕事を決めかねていた夏でした。

 本当は、その時はこれからヒーリングの仕事をするつもりで次に派遣を入れなかったのだと思います。でも、自分の心の中に夏の中でも自然な心地よい風が吹き、それは、ヨガに関係しなくてはいけないと、心の中にそよ風のようにその言葉が満ちていました。

 そのヨガへの気持ちは確信になって、私は自然と日々、ネットでヨガの情報を検索したりしてトレーニングを受ける事を考え始め、検索をして数日、きっと、3日位だったと思います。私は、ダーマミットラーヨガのTTをネットで見つけたのです。それから何回か他のトレーニングと比較しても、どうしてもダーマ先生に自分は惹かれて戻っていきました。

 そして、私は、最初の直感どおり“この方だ…”と思い。主催と書かれているA SENSE NYに電話をしました。最初は受付の方が出て、翌日にハレィシェン先生から電話をもらい、お話を伺ってさらに揺るぎないものになり即決したのを覚えています。時は、トレーニングの始まる一カ月前をきった7月の終りでした。

 8月20日、私は、筑波の駅に昼過ぎに到着し、集合のバスに乗り、郊外へ郊外へと進み、山が見え始め、駅から離れること1時間近くもして、さらに赤い鳥居をくぐり、山奥へ進み、筑波の奥地に到着して、そこは森林の静かな温泉地で優しい場所に感じました。

  実際の200時間のトレーニングは翌日21日からという事だったのですが、予習トレーニングが自由参加で夕方にありました。勿論、私は参加しました。受講できるものなら、準備のクラスでも受けるべきだと思っていました。先生は、笑顔の柔らかい雰囲気の心と身体をほぐしてくれる優しい恵子先生でした。

 そのトレーニングは、宿泊の付きのリトリートだったので、初めての経験だったのですが、衝撃的で素晴らしいものとなっていきました。 その日の夜の食事に一緒に登場した、ダーマミットラー先生の再来と言われている若手であり、ダーマ先生が自分自身だと言っているアンドレ先生に会って、最初は何て控えめで大人しい先生だと食事の時は思いました。

 私の出会いは、アボガドを持ったアンドレ先生との食事の時でした。 でも、静かな中にただならぬ雰囲気で人と話しをしながら、鋭い観察力で日本人の私たちの言語が分からないはずなのに、理解しているかのように一緒にテーブルにいらっしゃいました。旨く説明できないのですが、とにかく、アンドレ先生は、言葉は分からなくても私たちの会話を分かっているかのように思えたのです。

  アンドレ先生は、翌日から瞑想とアサナと両方教えてくれました。アサナの時間になると一変して、とても子供のような天真爛漫な様子でクラスを指導してくれるのです。全ての人が彼と一緒にいるとハッピーな気持ちになるのです。アサナは、どんなアドバンスでも楽しく、一段と自分もアンドレのように、楽しく美しいヨギーになっていくような気持ちにしてくれるのです。

  朝から皆で、アンドレ先生とハレィシェン先生と瞑想をして、そのまま、キョウコ先生と恵子先生も朝食から、来てくださって、一緒に菜食の食事をクラスの仲間と共に頂くのです。

 昼には、チャーミングでキュートな元気いっぱいなキョウコ先生が登場して、また一緒に食事の話もヨガの勉強もするのです。

 何て素晴らしい経験だったのでしょう。三食を一口ずつ、心から感謝して食べることをアンドレ先生が教えてくれました。ヨガの仲間と一緒に食事への意識、食べ方を自分の全ての五感を使って、その一口一口運ぶたびに食べられる事への感謝の気持ちが自分に自然と湧いてくるようになっていくのです。

 私は、アサナのレベルが少しずつ上がっていくことによって、努力しなくても、身体が勝手に瞑想へと自分をひっぱっていってくれるように感じました。そして、ハートが開いていくのを感じました。いつも、先生方が「ハートをオープンに」と言いながら、クラスを指導して下さったのですが、本当に私たちはそうなっていったのです。

 そんな、優しいスタートをきった、3日目に衝撃的な夜が来ました。その日のクラスのスタートは、今までとうって変わって外の天候が悪化してきました。 雨雲が空を覆い、そこに食事を終えて、皆で集まると異様な緊張感のもとアンドレ先生とハレィシェン先生が、部屋に入って静かに座りました。二人が座った向こう側は、部屋いっぱいの窓が筑波の山々の暗闇でいっぱいでした。その闇の中に時折、稲妻が光り、木々が揺れて、私たちも揺れているように思えました。

 『サイキック・ディベロップメント』そのクラスのタイトルはすでに昼間から鮮明に自分の頭の中に残っていました。 何が起きるのだろう。

 でも、何か自分の気持ちが高まって怖いもの見たさのようの子供のような、まるで開けてはいけないような扉を開ける前の恐怖を楽しみにしているような自分がいました。 このクラスは、ダーマミットラーヨガセンターのトレーニングを受けた者だけが体験して学べる希少価値なそして、ダーマミットラー先生から特別指定された数人の先生しか教えることのできないクラスでした。

 その日の衝撃と心理の変化は、体験した者にしか分からないでしょう。 ダーマミットラーのトレーニングは、アサナの練習と精神的な哲学を聞いても、食事をしても、それこそ、一呼吸、一呼吸しても、お水をひとつ飲んでも、全てが、自然と一体であり融合されている事を、全てがヨガであると私に教えてくれたのです。

 そして、後半の6日目、終に、今日はダーマミットラー先生がNYから到着すると朝食の時間にアナウンスが入りました。 その日一日、朝から異様な興奮が私たちを包んでいたように思います。アンドレもキョウコ先生も恵子先生も勿論、そして、オーガナイザーのハレィシェン先生も、『終に何かが起こる。。。終に来る。。。』という感じで、全ての雰囲気が高揚していたのでしょうか。風の色や、森林の音が違っていました。

 ダーマミットラー先生は、その日の夜、登場されました。昼間は、アンドレ先生が昼間の講義でアジャストともに、心を開いていくこととカルマの話をたっぷりしてくれていたので、とても何かから開放されていったようでした。私は、抑えきれずに涙が溢れ、あまりに泣いたので、何人かの人々が心配して心温かいハグをしに来てくれました。

 ダーマ先生を迎える前、私たちはモウナの時間として、サイレントのヨガをしていました。先生をヒシヒシとどこかで、皆感じていました。そして、キョウコ先生が静かに私たちを誘導してくれました。

  一階の玄関前に私たち33人の生徒は、弧を描くように2列になって、お迎えの準備をアンドレ先生とキョウコ先生を先頭に作りました。 竹の音まで、高貴な音をたてているような、水の音まで澄み渡っているような夜に静かに車が玄関に到着しました。

 あの瞬間のダーマ先生の登場は、私たちの誰もが忘れられないでしょう。言葉にするのが、もったいないようなくらいの瞬間でした。

 あの10日間の経験を通して、今東京に戻ってきて、一番自分が学んだ事は一言で言うと『心の平安』、これを教えて頂いたのです。沢山のヨガの知識を頂きました。でも、真に、今自分が得た財産は、心が穏やかであるふりをしていただけだったのだと、今は、本当の平安がどういうものなのかが分かるようになりました。

 ダーマミットラーのティチャーズトレーニングは、単にインストラクターとして、技術を学ぶだけで、ヨガの先生になっていくものではないのだという事を私に気付かせてくれました。このトレーニングは、先生になる者は、まず、自分自身の先生になれるかのように自分の心を開くのです。

 トレーニングの途中から、グループレッスンがありました。オーガナイザーのハレィシェン先生が一日だけ、講師に戻って、一日だけグループ指導のコメントに入った日も、また印象的でした。いつも、あまりヨガの教えは言わない方なのですが、その時は、『真剣にその人らしい、その人であるクラスを引かなければ、良いクラスを引く事はできない。まず自分自身でいなさい。

 ダーマシークエンスであっても、自分らしい良さを信じて生徒に何かを伝えれば良いのです。』いつもとはうって変わって、オーガナイザーの時とは、まったく異なり、やはり、ダーマの教え子の先生なのだとその時初めて思いました。 トレーニングの間中、ダーマミットラー先生の大きな心に支えられていた私たちは、自分を育てる事がなければ、先生になれない事を自然と学びました。 そして、自分が持っているギフトを見つけ出して、それを育てて、生徒になってくれる方々にその素晴らしさを暖かく自然と伝えてけるようになりたいと今は思っています。

  2007年の8月、日本の筑波の山の中でダーマミットラーヨガTTに参加し、お金では決して買うことの出来ない大切なものを、生まれてこの方、知らなかったようなハートを真にオープンにする事、それによって、得る大きな優しさを感じとれる自分になり素晴らしいギフトを得ました。

 ダーマミットラー先生を始め、TTに関わった全ての方々、仲間に心から感謝しています。 自分が感じたこの感動を、一人でも多くのヨガを愛する人たちに感じてもらいたいな、と心から思います。 そして、今、関東地域で少しづつ、ダーマヨガを教えることを始めました。全ての方にダーマ先生と会って私が得たものを、伝えるチャンスがあればと願います。一人一人が心の平安を知り、最高の自己を見つけて、それが周りにも伝わって地球上の命ある全てのものが一つに繋がれますように…

2008年度 第2回TT卒業生のご紹介
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2007年度 第1回TT卒業生のご紹介
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